ひとつの意見としての「医者を見たら死神と思え」
![]() | がんより怖いがん治療 (2014/10/30) 近藤 誠 商品詳細を見る |
ガンの放置治療などで有名な近藤誠氏が監修されているマンガ
「医者を見たら死神と思え」が連載スタートされました。
以前から賛否が激しく別れる近藤氏の持論。
今回のマンガ連載に、インターネットの一部では否定的な意見がでています。
(twitter)↓
確かに近藤氏の持論には、既存の医学的知識から見ると、胡散臭く思える部分もあります。
でも、私は近藤氏のような極論・異論も必要なんだと思います。
だって「抗ガン剤と放射線治療しか選択肢がない」という思い込みから開放し、新しい選択肢や可能性を提示してくれたからです。
近藤氏への反論として、下記の記事があります。
尼崎市でクリニックを開いている長尾氏によると、近藤氏の言説を
近藤さんの理論を過信した患者が、本来なら延命可能な段階なのに手術や抗がん剤治療を拒否して亡くなるケース、つまり“犠牲者”がとても増えているのです。そういう現状に、非常に危うさを感じています。
と反対しています。
しかし、長尾氏は近藤氏の全てに反対しているわけではありません。
私自身も、近藤さんの説の全てを否定する訳ではありません。半分は同意する部分もあるのです。
例えば、尊厳死・平穏死に関する考え方です。
抗がん剤治療に関しても、彼は全て無意味と言い、私は意味がある部分もある、と若干違いますが全肯定でないところも似ています。
近藤さんがこれほど受け入れられた背景には、世の中に根強い医療不信があるからだと思います。
(中略)
そうした近藤さんが医療を否定する論を唱えて、世間が支持しているのが現実ですから、医師たちは謙虚に受けとめる必要があります。私自身も含めて、医師の至らなさが、“近藤誠現象”を生んだのですから。
と、近藤氏の持論の中にも同意できる部分はあり、なぜ世間が近藤氏の持論を持ち上げるのかを、医者自身が考えないといけないとしています。
このように、たった2人のお医者さんにも、異なる考え方が存在します。全国のお医者さんを見たら、もっともっと色々な考え方があるのでしょう。
そして、人の治療に「正解」はありません。長尾氏のいうように「たられば」の世界です。お医者さんも「神様」ではありません。自分のポリシーのもとに、「治る」と信じている方法のもとに、最大限の治療をする人が「医者」なんじゃないか、と千鳥は考えます。
だからこそ、(千鳥を含め)患者側は勉強しないといけません。
一方で、カタルシスがあって分かりやすいからと言って、根拠のない極論を鵜呑みにして不利益を蒙(こうむ)らないよう、患者も賢くなって欲しい。
医師にも、そして医療否定本にも殺されてはいけないのです
と長尾氏の言うとおり、いろいろな意見を聞き、自分の体の状態を冷静に判断できるにようにしておかないといけません。
その上で、近藤氏のやり方をするのか、違うお医者さんのやり方をするのか。
「正解」ではないのかもしれませんが、そのひとにとっての「ベスト」を選択し、納得して生をまっとうすることが、その人の最良なんだと思います。
「医者」や「今の医療」や「医療否定本」や「マスコミ」が死神で、あなたを殺すのではありません。
調べもせず勉強もせず、他人任せにしたあなた自身の判断こそが「死神」であり、「あなたを殺す」のです。

自分の人生の主人は「自分」なのです。
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